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このページはDell Inspiron 1100のよくある質問と答えです。
定番なのはCPUファン内部に溜まったホコリ。何年も動かし続けると、ファンの内部にホコリが溜まり廃熱ができなくなる。
手順はフエルト110番に詳しい。
CPUファンを外す際は、CPUがソケットからまるごと抜ける場合があるので注意。CPUソケットにはネジがあり、このネジをひねることでCPUの固定が緩んだり締まったりする。CPUの取り外しの際はこのネジに要注意。
CPUファンの掃除をする際には、あらかじめグリスを購入しておくと良い。交換ついでにグリスの塗り直すことで、さらに冷却効果が上がる。
CPUファン内部にたまったホコリのこと。分解後、CPUファンを裏返しにし、ファン内部から外を眺めるとわかる。
綿棒やピンセットでさぐると、場合によっては厚さ数ミリのフエルト状に固まったホコリが取れる。
このフエルトにより、過度のファン速度上昇(=騒音)や、不必要なクロック低下が発生し、パフォーマンスが低下する場合がある。
Inspiron 1100は今となっては古いPCなので、各種パーツも中古ショップやジャンク屋、ヤフオクなどを探すことになる。
その上で、分解方法などについては製品マニュアルなどを事前によく読んで望むこと。パーツ換装は自己責任なので、転んでも泣かない。
Inspiron 1100で換装可能なパーツはほぼすべて。今ではジャンク屋やオークションで丸ごと購入しても高くないので、壊れた部品はニコイチで手に入れることもできる。
単品パーツとして手軽に入手できるものは、CPU、HDD、メモリ、光学ドライブ、キーボードなど。バッテリーはオークションやバッテリー専門の通販業者から購入できる。ACアダプタについてはサードパティ製の互換品もあるが、コネクタ形状が特殊なので購入前にチェックする必要がある。
Inspiron 1150や5100など、一部パーツを共用できる場合がある。オークションを検索する場合は他機種もキーワードに含めると良い。
パワーアップを目的とした換装は、金銭面での兼ね合いから下記の通り。
HDD(高速化)>メモリ1GB>CPU>メモリ2GB
ただし最近はメモリが安いので、一気に2GBを狙うのもあり。HDDについては大容量で5400rpmのものか、小容量で高速なSSDにするか判断がわかれる。
Inspiron 1100が対応しているCPUは、NorthwoodコアでFSBが400MHzのPentium4またはCeleron。CPUのクロックで言うと、1.6GHz〜2.8GHzのものがある。また一部のThinkPad? Gシリーズで使われた3.0GHzのものも存在する。
Inspiron 1100のCPUファンおよび電力供給周りを考慮すると、BTO構成範囲内である2.6GHz前後がMAXとも。
CPUを換装したら起動しなくなった †
新しいCPUを挿すときに、CPUソケット上にあるマイナスネジ(CPU真横にある)をゆるめる必要がある。
このマイナスネジは、デスクトップ用マザーボードでいうところのレバーと同じ意味。
CPUの抜き差しをする場合は、ネジの位置に注意しつつ作業する必要がある。失敗するとCPUのピンが曲がる場合も。
CPUファンを掃除したら起動しなくなった †
同上。ソケット上のマイナスネジに注意してCPUを挿入しなおす。
PC-2100/2700のDDR SDRAMを2枚搭載可能。タイプはSO-DIMM。基本的にSPDにPC-2100/2700としての記述が存在すればいいので、PC-3200のものでもOK。
安定といわれるのはDellのBTOでも使われるHynix純正。モジュール全部がHynix製で、表面にオレンジ色のロゴが付いている。それ以外だとSamsung純正なども安定。
どうしても動作確認がほしい場合は、サードパーティ製の箱入りメモリを買う。
バルクメモリを買うときは相性保証を付けるなどすると安心。
メモリを増設したら起動しなくなった †
メモリ増設後に起動しない場合は、一度すべて抜いてから1枚だけ挿入した状態で起動するか試す。これにより、どのメモリが悪いのかを切り分けることができる。
切り分け後、memtestなどで原因を特定する。
2.5インチ9.5mm厚のIDE HDDを搭載可能。アップグレードパーツの中では、もっとも体感速度向上が見込める部分。
以前だとHGSTの7K100(7200rpm)が存在したが、現在は生産終了となっている。そのため、高プラッタの5400rpm HDDなどを買うことになる。
SSDも選択肢としてアリ。ただしHDDと比べるとGB単価がとても高い。
お金を掛けずにHDDを速くしたい †
OSのクリーンインストールを行う。クリーンインストールとは、まっさらな状態のPCにOSをゼロの状態から導入し環境を構築すること。OSのインストレーションの知識と、自分のPCの構成に関する知識、ある程度のヒマな時間が必要。
最低限必要なドライバはチップセット、VGA、NICまで。これらをUSBメモリやCD-Rに書き込んでおく。オーディオやモデムドライバは後からダウンロードすれば問題ないが、NICが使えないとダウンロードすらできなくなるので注意。
IAA(Intel Application Accelerator)やMicrosoft Bootvis(Windows XPの場合のみ)は、今となっては古すぎるので導入してはいけない。
クリーンインストール前にデータのバックアップを忘れずにおこなう。ついでにベンチマークまでしておくと、あとで自己満足できるかも。
ATAPI接続の薄型ドライブを搭載可能。
ベゼル部分(蓋の部分)はInspiron 1100が特殊なので、使い回すことになる。使い回さない場合は見た目が悪くなる。
BIOSはDellのWebサイトからダウンロード可能。Webに表示されない場合は、ftpサイトからダウンロードできる(anonymous接続)。
最新はA32だが不安定との報告があるため、A31までで止めるのが良い。
BIOS更新は失敗するとPCが完全に死ぬことに加え、最新が必ずしも最高とは限らないため、必要なければ触らないのが最善。
Inspiron 1100はチップセット内蔵VGAなので、描画速度はCPUの速度に依存する。
したがって、高速化したい場合はCPUを換装する必要がある。
Inspiron 1100はデュアルチャネルに対応していないため、メモリを増やしたり同容量のメモリを2枚差ししても速くならないので注意。
Inspiron 5100とは? †
同時期に発売された兄弟分。チップセットが845PEのため1100より上位に位置する。
液晶パネルにSXGA+を選ぶことができた。
Inspiron 1150とは? †
Inspiron 1100の直系の後継機種。FSBが533MHzに向上し、Pentium4 3.06GHzだけでなくMobile Pentium4も搭載可能となった。