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ACアダプタ †

一般的なACアダプタについて外観から特徴的な部分を抜き出すと、大きく分けて3つの部分からなることがわかる。すなわち、コンセントへ差し込むプラグ部分、変圧回路・整流回路・安定化電源回路などを収めた本体部分、そして、電気機器に直流電力を供給する出力部分である。 このうち、コンセントへ差し込むプラグ部分に関しては、本体に直接ついているものと、本体からケーブルが延びているものがあり、後者はさらにケーブルが固定されているものと、脱着可能な電源コードの形を取るものにわかれる。出力部分に関しては、本体から直接固定されたケーブルとその先端に取り付けたDCプラグからなる場合が多い。

本体部分 †

ACアダプタの筐体の形状は一般に箱形である。 黒色あるいは暗灰色のプラスチックで、その表面には定格や安全基準を示すPSEマークや、ULマーク、GSマーク、TÜV、NEMKO、SEMKO、DEMKO、FIMKO、CCC、CSA、VDE、GOST R、そしてBSMIなどが記載され、各国共通仕様のものには複数マークが記載されている。 EMI/RFIのための一般的な証明書マークは、CEマークと、FCCと、C-tick。 これらのマークは、商用電源に接続される電源機器に必須とされるものが各国で有り、品質検査を受けた証として認定されたものにマーク表示が記載されている。 近年ではデザイン性を重視し、明るい色を用いたり直方体とはかけ離れた外見を持つものも多い。 例えば、アップルコンピュータなどは、本体と統一感のあるデザインのACアダプタを開発している。 一般に、ノートパソコン用など持ち運ばれる機会が多いものに関しては、可搬性・収納性を考慮したデザインがとられる傾向にある。

本体の大きさは、ACアダプタの回路構成や出力電力の大きさによって決まる。 一般にシリーズレギュレーターを使用したものであれば、変圧器(トランス)やレギュレータからの発熱を逃がすための措置(ヒートシンク、特に高出力のものではファンなど)が必要となり、重くかさばるものとなる。 これに対して、スイッチングレギュレータを使用したものは回路自体が小型で発熱も少ないためコンパクトである。 また組み合わせる機器によっては、安定化回路を簡略化したり省略したりする事が可能なものもあり、その場合は一層の小型化が可能な場合がある。 また同じ回路構成をとるものであっても、出力電力の大きなものほど部品の大きさが大きくなり、発熱も大きくなる事から、結果として全体の大きさが増す事となる。

可搬性(モバイル性)が求められる機器では、ACアダプタもコンパクトであることが好ましい。消費電力の高いノートパソコンなどでは、本体に対して大型のACアダプタが必要な場合があるが、最近では小型で高性能なスイッチングレギュレータにより、ACアダプタの小型化も進んでいる。

携帯音楽プレーヤーなどの音響機器では、スイッチングレギュレータが発するノイズによる悪影響を考慮し、シリーズレギュレータを使用したACアダプタを組み合わせるケースが多く、機器本体よりもACアダプタが一回り以上大きいこともある。

入力部分 †

ACアダプタに対する交流電力の供給は、通常は家庭用商用電源のコンセントから行われる。 コンセントの差込プラグはACアダプタ本体に直接ついているものと、本体からケーブルが延びていてその先端についているものがある。 後者の場合ケーブルの着脱が可能となっているものも多い。

ACアダプタ本体にコネクタが直接ついているのは小型なものに多いが、隣接するコンセントの穴をふさいでしまうことが多いという問題を抱えており、改善が望まれている。 これは延長コードの利用により解決でき、ごく短い延長コードなども市販されている。 プラグ部分を折りたたんでコンパクトに収納できるものもあり、これは可搬性・収納性・安全性などの見地から見て優れた改良であるといえる。 プラグを上に向けて床に置かれたACアダプタを誤って踏むようなことがあると、プラグ部分が折れ曲がり使用不能になるほか、ひいては足の裏を傷つけるという危険がある。

その点、コネクタがケーブルの先についているものは取り回しがはるかに楽である。 比較的大型で重量のあるACアダプタの場合、本体に直接コンセントプラグをつけたとしても、コンセントプラグだけで自重を支えることなど出来ないから、必然的にこのような形態をとることになる。

電源ケーブルの着脱が可能なものでは、これを交換することによりプラグ形状の異なる外国での利用に対応することができる。電源ケーブルとACアダプタ本体の接続部分は、日本の場合、数字の「8」の字状の断面を持つめがねコードなどと俗称される二極のコネクタ(IEC 60320/J60320 C7)が用いられる場合が多く、海外メーカーによる製品など、パソコンの電源ケーブルなどにおいても散見される、三極ケーブル(俗称:2P-3P ACコード IEC 60320/J60320 C5)が用いられる物も多い。

ACアダプタの中には、全世界対応と称してAC 100ボルトからAC 240ボルト程度の範囲の入力電圧に対応する製品もある。 日本で販売されているこのような製品の着脱可能なAC側ケーブルには「7A 125V」などの表示がある場合が有る。

出力部分 †

プラグ先端部分
プラグによって内側と外側の極性が異なる
左側:positive tip polarity
右側:negative tip polarity
直流に変換され、多くの場合は出力された電力は細くしなやかなケーブルによって送電され、コネクタによって機器と接続される。 コネクタの大きさ、形状、端子数は電圧や容量などによって異なる。

電圧によってコネクタの形状やピン配置が統一されているEIAJ 極性統一プラグも存在するが、メーカー独自のコネクタを採用している例もある。

日本の携帯電話のACアダプタでは、携帯電話の規格ごとに統一されている外部接続端子を利用しているものもある。ただし、端子は統一されていても、電圧および電流は統一されていない場合もあり(PDC、CDMA 1X など)、その場合は、キーと呼ばれる端子に固有の突起を設ける事で、同じメーカーのものでなければ接続できないようにしている。

PC周辺機器等ではUSBのバスパワーによって動作・充電するものもある。このような機器に使用するために、USB端子を持ち電源端子に電力を供給する機能を有する汎用ACアダプタも存在する。

ACアダプタを別途用意する場合は、その機器に付属したもの、あるいはメーカー指定のもののみを利用することが安全である。 出力電圧・容量などは機器によって異なるため、製品ならびにACアダプタの仕様をよく確認し、その製品の仕様に適合していることを確かめなければならない。 電圧や電流容量の点で適合しているように思えたとしても、安定化電源を前提とした機器に安定化回路無しのものを接続したり、シリーズレギュレータのものの代わりにスイッチングレギュレータのものを接続すると誤動作や故障の原因となる。特にトランス式で安定化回路の入っていないACアダプタは、無負荷状態では表記よりも高い電圧が出ているので、むやみに他の機器に接続すると回路を破損させてしまう危険性が高い。

また、さまざまな機器に共通して使用できるよう、出力電圧が可変となっているような汎用性の高いACアダプタも存在する。 このような製品では、一般的にプラグの先端部分を使用する機器のコネクタに合わせて交換することが可能となっている。


EIAJのDCプラグ規格~

ナンバー外径 (mm)内径 (mm)ケーブル側ジェンダー対応電圧(V)
#12.350.7メス〜3.15
#24.01.7メス3.15〜6.3
#34.751.7メス6.3〜10.5
#45.53.3オス10.5〜13.5
#56.54.3オス13.5〜18

なお、よく流通している外径5.5mm、内径2.1mm、長さ9.5mmのプラグは、EIAJの旧規格(EIAJ RC6705のTypeA)・IEC 60130-10のType A(5.5mm OD, 2.1mm ID)に規定されている。

DCプラグ †

※マルツオンライン価格DCプラグ:http://www.marutsu.co.jp/sp/GoodsListNavi.jsp?q=DCプラグ&path=&searchbox=1

その他

変換プラグ †

など

テスター †

ACアダプタはコネクタが同じであっても、互換性があるとは限りません。 †

動くなら問題ないは、危険です。 †

必ずその機器専用のACアダプタを使用する

※様々な種類のACアダプタ。どれも同じではない。
※コネクタ形状が同じでも使えるとは限らない。

どうしても使いたい機器があるけど電源がないとき †

※電圧や容量など規格を確かめる。 OEM品なら互換性が見込める場合がある。

修理関連 †




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